ジェフベックのこと。

毎日毎日ジェフベックのことを考えまくっているのに、それをちゃんと記録として残しておかないのはもったいないなと思い立ちまして、ジェフベックのことしか書かないブログを作りました。 頻繁に更新すると思います。

1998年、WHO ELSE直前ツアーでのウルグアイでのライブ、インタビュー映像。

【マニア向け記事です】

珍しい映像が出ました。1998年のWHOELSE前のツアーの映像です。
(動画はちょっと下の方にあります。)


以前から98年7月ミラノと同年10月のブラジルのフェスの映像はYOUTUBEに上がっていて、そのあたりについての記事も書かせていただきました。

 

今回は上記の記事でも紹介したブラジルのフェスと同じく1998年10月の映像なのですが、テレビの番組なのかライブ映像のダイジェストを挟んで長尺のインタビューが収録されています。
最近はともかくインタビュ-嫌いで有名だった90年代までの長尺のインタビュー映像はとても貴重です。(実際はインタビューされるの大好きだと思うんだけどな-。。)

スペイン語で質問され、通訳を挟んでベックせんせーは英語で答えていますが、現地の映像なので字幕は当然スペイン語です。
英語がもやっとしかわからないので残念ですが、それでも結構面白い内容ですね~。グラム・ロックの話をしたり、ジョン・マクラフリンについて尋ねられたり、色んな話をしています。

 

 

詳しい日付は1998年10月14日だと思われます。
ダイジェストの細切れの映像を見ての判断ですがこの頃はこのWHO ELSEツアーのメンバーでのプレイがどんどん研ぎ澄まされていった頃なんでしょうね。
以前のブログ記事に貼ったこの三日後のブラジルのフェス映像ともかなりプレイの印象が違います。とても興味深い。

 

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今回マニア向けの記事でしたが、普通にベック初心者の方はこちらの99年のWHOELSEツアーの日本公演のフル動画を御覧くださいませ!

(追記)2016.06.18
 99年の東京国際フォーラムの映像久々に見たら懐かしかったりいろいろ感慨深かったりかっこよかったりでいろいろ溢れ出たで、新たに記事を書きました。
よろしかったらどうぞ。

jeffbeck-no-koto.hatenablog.com

 

BONESのメンバー2人との最新スリーショット。

最新アルバム「Loud Hailer」に全面参加しているBONESのメンバーであるRosieBonesとCarmenVandenbergとのスリーショットがCarmenさんのInstagramのアカウントにアップされています。

見た瞬間絶句してしまったんですが、ジェフベックせんせー、いつもながらといいつつも今回は本当に格好がひどくないですか? 

 

たぶんBONESの女子2人に乗せられてこの格好になってしまったんでしょうけど、ただのだらしないデレデレおじさんにしか見えない。。。
女子と一緒にいるのがこんなにサマにならないロックミュージシャンはベックせんせーーだけかもしれない。

頭がでかすぎるのと、近年どんどん丸くなってきてるのが効いているんだと思いますが、それだったらもうちょっと服を選んでいただきたい。
この丸首白Tにネクタイって、本当にひどい。。。苦笑

全体のアートワークが整っていたり、ベックせんせーと一緒じゃない時の普段のBONESの写真が全部カッコいいだけにやりきれないものがある。
(本当にCarmenさんのインスタ垢の他の写真はとてもかっこ良いので試しに見て頂くと良いと思います。)

 

 

まあ、言うていつもどおりなんですけどね!!!

 

 

あと、実は同じくCarmenさんのこのInstagramアカウントには先日公開された先行シングル「Live In The Dark」の歌詞の画像もアップされています。
歌詞を眺めつつ改めて新曲を聞いてみるのも良いと思います。

 

座って弾いてるジェフベック(with Pete Townshend

いきなりですが、みなさんは座ってギターを弾いてるジェフベックを見たことがありますか。

ジェフベックという人は今年で御年72歳、1965年にヤードバーズに加入してから50年ちょい。実はこの期間中にエレキではなくアコースティックギターを弾いている映像や画像はほとんどありません。そして座ってギターを弾いているシーンも同じくです。

それだけキャリアのあるロックカリスマであれば、どんな人でも1回や2回アコースティックライブをやってみたり、椅子に腰をかけた状態でのんびり演奏するテレビ出演映像があったりするのではないでしょうか?

しかし、ジェフベックに関して言えばそういう映像は全くありませんでした。自分の知る限り1つの映像を除いては。

 

それがこれです。
2012年6月11日のロンドンO2アリーナ。ピート・タウンゼントのオーケストラライブイベントにゲスト出演した時の映像です。(というか、この2人が一緒にやってる事自体が珍しいのですが。)

す、座って弾いています!!
ものすごい違和感!!

座って弾く経験があまりないからかギターの位置が定まっていません。演奏中も足の間をギターがあっちに行ったりこっちに行ったり、落ち着かない。。。。
見てるほうが不安になります。。。。

なんでこれまで頑なに座らなかったのに、この時座っちゃったんだろう。。やっぱりピート・タウンゼントのイベント趣旨に合わせてってことなのでしょうか。

 

 でも、やっぱりエレキギターでした。人前でアコギを弾いてるジェフベックは本当に想像がつかないです。

ジェフベックファンとして若輩者の自分はこの映像意外にジェフベックが座って弾いてる映像を見たことがないのですが、他に「この時座ってたよ!」みたいなタレコミをお待ちしております。
あ、あとアコギも!

ジェフベックの2016年新譜からのシングルカット「Live In The Dark」試聴開始。 Jeff Beck

ついにお披露目されました。
ジェフベックの2016年の新譜「LOUD HAILER」からのファーストシングルカット曲「Live In The Dark」の試聴が始まりました!


告知通りBONESのメンバーの女子2人をフューチャーした女性ボーカル曲。ちゃんと新鮮だし、すごくジェフベックらしい音源に仕上がってるなあという印象。
これはアルバム本編もすごく楽しみ。

 

終始女性ボーカルとユニゾンでジェフベックがメロディをなぞっていうのですが、これはもうロッド・スチュワートとやってた第一期ジェフベックの頃からまったく変わらない芸風。すごいなあ。 

1:25あたりからのストレートなギターリフがおそらくベックではなくBONESのCarmen Vandenbergが弾いてる箇所でしょうか。ベックのねちっこいプレイとの対比が引き立っています。

以前の記事で予想していたとおり、やはりプロダクション的には完全にBONESのそれですね。

jeffbeck-no-koto.hatenablog.com

 

70超えて、依然こういう新譜を作れるジェフベックのタフさに感激しています。
ハードロックギターの神様。いつまでも長生きしてください。本当に。


「Classic Rock Awards」が11月に日本初開催でジェフベック来日出演。

www.klab.com

うう。。ロゴがダサい。

 

Classic Rock Awardsは2005年以来、これまではイギリスやアメリカで開催されてきた権威あるロックイベント。2016年の12回目を日本で開催することに去年決定していました。日時は2016年11月11日。

 

で、出演者の第一弾が本日(5/31)公開されました。
その中にジェフベックせんせーの名前が!というわけで今年の新譜引っさげツアーはこのイベントに併せて10月~11月になりそう。

 

あと、併せて発表された出演者はチープトリック、リッチーサンボラ、オリアンティ。(うう。なんか伝説のウドーミュージックフェス的な何かを感じる。)

オリアンティさんっていうのは、マイケルジャクソンのThis is itで脚光を浴びた若手女子ギタリストですね。ちょうど先週ぐらいに彼女のことを思い出して今は何をやっておられるか調べたりしていたのですが、リッチーサンボラさんと一緒にライブやったりしてるんですね。

 

自分的には残りの出演者次第というところはありますけど、単独公演ツアーが並行して行われるならそっちに行くかなーという感じです。チープトリックは見ときたいような。

 

 

 

 

 

 

それにしても、

 

 

いつもながら

 

 

アー写、もうちょっとなんとかしたれよ。。。。

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ジェフベックの新譜「ラウド・ヘイラー」- Jeff Beck To Release 'Loud Hailer' Album In July

2016年7月発売のジェフベックの新譜の詳細がようやくニュースで出ましたね。

www.barks.jp

自分がまずなにより一番びっくりしたのはジャケットが普通にカッコいいことです。前作のジャケットを初めて見た時のダサさの衝撃から未だに立ち直れていない自分が居ます。

 

で、本文にも書いてあるのですが、シンガーのRosie BonesとギタリストのCarmen Vandenbergの2人を全面的に招いて、エレクトリックレディスタジオで録音されたということ。

で。まず「この2人は一体誰なんだ?」ってとこから疑問はスタートすると思います。
実はこの2人は別々のところから招かれたわけではなく、UKでBONESというバンド一緒にやっているんです。
あんまり有名なバンドでは無いですね。Twitterのオフィシャルアカウントがフォロワー数3000ぐらい。なので、今回のアナウンスまで日本人で(そうじゃなくても?)この二人のことを知ってる人はほとんど居なかったと思います。

こんなバンド↓
BONES - PRETTY WASTE (official video)

いかにも90年代後半以降のジェフベックが好きそうなオルタナでガレージっぽい音像。これはカッコいい!というか、このトラックの上にベックのギターが乗っていてもなんの違和感もないです。

 

このバンドをベック先生が見て衝撃をうけたというのが今回の発端みたいです。
いつものことながらベック先生のこういう嗅覚には感心するしかないのですが、71歳になってもお変わりないようで安心しました。ロッド・スチュワートやコージーパウエルは言うまでもなく、「YOU HAD IT COMING」でコラボしていたイモジェンヒープも当時はかなりコアな存在だったのに、今ではテイラー・スウィフトのプロデューサー/コンポーザーです!!)

こっちもかっこいい。BONES - FAT (official video)


 

女性ボーカルとのコラボ路線は00年以降ずーっと続けている方向性なので、それだけ耳にした時はさほど驚かなかったのですが、同じバンドからギタリストも同時に招いて、しかも単曲ではなくアルバム全体を通して同じメンバーで制作となってくると話は違ってきます。
更にプロデュースはジェフベック本人ということになっていますが、共同プロデューサーとしてBONESの2人とこれまで仕事をしてきたFilippo Cimattiが参加。というわけで実質的にはBONESサイドのプロダクションの中にジェフベックが入って制作という形かと。

実はこういうプロダクションに統一感のあるアルバムというのは、80年代以降のジェフベックのキャリアの中ではかなり珍しい。(「ギターショップ」「YOU HAD IT COMING」ぐらいでしょうか。)

 

つまりすごく方向性の定まったコンセプチャルなアルバムになることが期待できます。
前作の「Emotion & Commotion」は良曲が多い割には寄せ集めっぽい印象で、アルバムとしては散漫に聞こえてしまい残念な部分がありました。更にもう一枚前の「JEFF」も同じく。
ぶっちゃけその二枚のアルバムを延々ヘビロテしたっていうジェフベックファンの方はなかなか少ないのではないかと思います。自分もそうでした。

自分の勝手な想像でしか無いのですが、BONESの既存音源やFilippo Cimattiのこれまでの仕事を聞く限りだと「YOU HAD IT COMING」に近い質感のアルバムになるのではないかな~と期待してます。
延々繰り返し聞けるようなアルバムになってると良いなあ。

 

あと、BONESの2人がめっちゃルックスイケてるんですよね。この2人を連れて是非来日してほしい!f:id:jirohendrix:20160521013052j:plain

 

Carmen Vandenbergテレキャス使ってんのもポイント高いです。f:id:jirohendrix:20160521013151j:plain

この辺りのアートワーク見てると新譜「Loud Hailer」のジャケデザインもBONESサイドのデザイナーがやってるのかな-っていう気がしますね。



あれ!久々に調べてみたらYOUHAD IT COMINGが去年リマスターされて出てたんですね!知らなかった。。。!



 

 

Trombone Shorty「Do to Me」とか「Will the circle be unbroken」とか。

Trombone Shortyのステージネームで知られるアメリカニューオリンズのトランペット、トロンボーン等マルチ楽器奏者でありプロデューサーでもあるTroy Andrewsの2011年のアルバム「For True」への参加曲。

後半のソロで弾いています。

割と普通w

00年過ぎた頃からこういうワウをねちっこく活用したソロをたまに弾いてるのですが、この音色はこういうアメリカンなトラックの上で弾いてるときが一番いいんですよね。

このタイプのソロを弾いてるジェフベックの参加音源だと2002年に発売されてるジョン・リー・フッカーの追悼盤「From Clarksdale To Heaven: Remembering John Lee Hooker」に収録されてる「Will the Circle Be Unbroken」がすごく良いです!
YOUTUBEに音源が上がっていないので、今お聞かせ出来ないのが残念ですが、これ一曲のために購入しても元が取れるぐらい良いです。(でも他の曲も割と素晴らしいのですが。)
他の収録曲はピアノに第二期ジェフ・ベック・グループ~ブロウ・バイ・ブロウ時代の盟友マックス・ミドルトンが参加していたり、もう一曲のジェフベック参加曲ではリチャードベイリーがドラムを叩いていたり、70年代中心のジェフベックリスナーにもなかなか楽しめる内容になっているのではないでしょうか。

これがジョン・リーのバージョン。
そもそも「Will the Circle Be Unbroken」はかなり有名な誰でも知ってる20世紀初頭に作曲されたメジャースケールの賛美歌で、ゴスペルやカントリーといったジャンルで歌い継がれています。そんな曲を強引にマイナースケールのブルースリフに合わせて歌うこの乱暴さ。。。こういう乱暴さにジェフベックは惹かれたのかな?と連想しています。

ちなみにみんながよく知ってる感じの「Will the Circle Be Unbroken」はこちら。

YOUTUBEで検索してみると他にも様々なバージョンのこの曲が聞けて楽しいです!