2000年のYOU HAD IT COMING日本ツアーのリハーサル音源。
これは興味深い!
2000~2001年のYOU HAD IT COMINGのツアーが著者の大好物なのは、以前からお伝えしているとおりですが、リハーサル音源ということもあってかなりリラックスした演奏になっています。
序盤の方はリラックスしすぎのゆるい演奏から始まるのですが、中盤以降はすごく楽しんでプレイしてる印象でかなり良いですね~。そもそもジェフベックは普段のコンサートだと緊張しすぎ疑惑があるので、これぐらいのテンションの演奏は非常に珍しい。。。!
特に34:48 Rice Puddingからマイルスデイビスのジャック・ジョンソンのフレーズを挟んでの36:35 Savoy、38:58 Loose Canonあたりからの演奏は白熱!
99年~2001年にかけてサイドギタリストだったジェニファー・バトゥンの演奏も興味深く聞けます。ぶっちゃけジェフベックのサイドで弾いててこんなにギンギンに歪んだ音のギタリストってこの人以外に居ないんですよね。もっというとギターじゃなくてもこういうタイプの人とはあまり一緒にやってないです。
YOU HAD IT COMINGからの楽曲では同期のリズムオケが同時に鳴ってる曲も多いのですが、そのオケの上でベースやドラムがどう演奏の幅をもたせるかみたいな部分が勝負になっており、そのあたりでリハーサル音源ならではの実験をかなり試しているような気がします。
LOOSE CANONやDirty Mindを聞くと、既に出回ってるライブ音源やモントルーの映像とはだいぶプレイが違っているのがわかります。こういうの面白いな~~。
00年代の定番曲となるAngel (Footsteps)もかなりアンニュイで独特のテイクになっていてすごく良い!!!
Star CycleやYou Never Knowといった往年の名曲もここでしか聞けない変なソロ弾いてたり、とにかくこの時期のジェフベックは音色が不思議で良いですね~~。
終盤の演奏は大満足ですよ。
Where Were Youも絶対本番でやらないような自由度の高い演奏してるし。こんなの聞いたことない!必聴!!
A DAY IN THE LIFE二回やってんのが謎ですけど。練習したかったのかな笑?