ジェフベックのこと。

毎日毎日ジェフベックのことを考えまくっているのに、それをちゃんと記録として残しておかないのはもったいないなと思い立ちまして、ジェフベックのことしか書かないブログを作りました。 頻繁に更新すると思います。

ドラマーJimmy Copleyさんの訃報。

ここをお読みのジェフベックファンの皆様には少し聞き慣れない名前かもしれませんが、ドラマーのJimmy Copleyさんが63歳で亡くなられたそうです。

多くはJim Copleyとクレジットされており、ジェフベックがプロデュース&ゲスト参加していたUPPのドラマーとして知られています。

 ジェフベックと共演している映像は74年のBBCのスタジオライブの映像が有名でしょうか?('53年生まれなのでこの時まだ21歳?)

60年代ソウルの雰囲気を持ちつつも、オープンハンドによるジャズ風味のクロスオーバーサウンドは大変魅力的でした。めちゃんこスマートでオシャレで、黒人っぽくはないけどファンキーみたいな。

その後90年代にはJimi Hendrixトリビュートの企画でSealJeff Beckと共にManic Depressionをレコーディング。

 

日本のロックファンには90年代のCharさんとの活動が印象深いと思います。
80年代終盤のソロツアーに始まり、PSYCHEDELIX結成から、96年の20周年コンサート、98年からのメジャー移籍後の数年のレコーディングやライブ。つまり90年代のCharさんの活動のほとんどはJimさんとの二人三脚であったと言っても過言ではありません。


個人的にこの時期(特に94年~96年ぐらい)のJimさんのスネアの過剰にスコスコいうゴーストノート、明るい音色の気持ちいいバックビート、転がるようなフィルインに大変衝撃を受けました。


↑なかなかドラムが入ってきませんが、1分ぐらいから先はずっとスコスコ言ってる。。。笑

こういう曲の時の音色の明るさがなんともたまらない。

ヘビーな曲で映えるタムのロールやシングルペダルでの独特のキックの連打も個性的でした。

 

Charさんとの活動の話ばかりになってしまいましたが、他にも有名どころでは94年のPretendersのアルバム「Last of the Independents」、Paul Rodgersの96年~00年のレコーディングやライブに断続的に参加されていました。

 

2008年にはJeff BeckPino Palladino、Char、Paul Jackson等ゆかりのミュージシャンを招き、初のリーダーアルバム「Slap My Hand」を制作。このときのライブを見に行けなかったのが心残りでしたが、もう9年も前なのですね。

 

自分がロックに目覚めた頃に浴びるように聞いたドラムサウンドの一つがJim Copleyさんのドラム。なのでおそらく、これからもその影響から逃れることは多分一生できないし、PCに向かってファンキーで明るいスネアを打ち込もうとしたとき、常にあのスコスコスネアを思い出すと思います。

 

安らかに。