ジェフベックのこと。

毎日毎日ジェフベックのことを考えまくっているのに、それをちゃんと記録として残しておかないのはもったいないなと思い立ちまして、ジェフベックのことしか書かないブログを作りました。 頻繁に更新すると思います。

2012年のイタリアの地震復興イベント。(イタリアとジェフベック)

2012年5月にイタリア北部エミリアで発生したイタリア北部地震。その災害の復興支援ライブが同年9月22日に行われジェフベックがZuccheroやElisa、Fiorella Mannoiaといったイタリアのミュージシャンと一緒にライブをしています。
Zuccheroさんとは以前から音源やライブで共演したりしていますので、その繋がりでお呼ばれしたのかなと思います。

 

あまりイタリア以外では知られてないイベントだと思うのですが、これがなかなかに良いプレイをしています。
曲も当然聞き慣れた普段のレパートリー曲ではないし、ここ最近のジェフベックに多いソウルフル女性ボーカル曲でもないので、凄く新鮮。

ステージ自体すごく広くて豪華だし、撮影やスモークなどの舞台演出も気合が入っています。
復興イベントということもあってか演者、観客ともに凄く情熱的。でも、イタリアのお国柄ってのもあるのかも。これは凄く良い!!
その熱気にジェフベックがうまく乗せられてる感じすらあります。


で、実はこの日のライブ、CDDVD化されています。これがすごいボリュームで4CD+2DVD!イタリア人の気合を感じます。。
当然、他の出演者もイタリアのアーティストばかりであまり馴染みがないのですが、この映像を見てしまうとちょっと他の人のライブも見たくなります。

てゆか、この内容量で2500円は安いな~~~。

 

ちなみに、こちらは2007年に亡くなった3大テノールの一人パヴァロッティ(Luciano Pavarotti)さんの追悼ライブ。一曲は一人で、もう一曲はズッケロさんと。
こちらもかなり熱の入った名演ですね。

パヴァロッティさん存命時には彼のアルバム「Ti Adoro」に参加しています。
2010年発売のベック本人のアルバム「Emotion&Commotion」でもプッチーニの歌劇「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」をカバーしたりもしています。今から考えるとあの曲をあのタイミングでカバーしたのもパヴァロッティ追悼の意味があったのでしょうね。

いわゆるシャイで神経質なジェフベックのイメージとイタリアのラテンな感じが一瞬結びつきにくいのですが、00年代に入ってからのジェフベックは確実にイタリアのオペラに傾倒していたのだろうなと思います。