Stingと一緒に2001年のライブでギター弾くジェフベック
この映像は初めて見ました。
この曲はSTINGのこの年のアルバムの表題作でもあり、スタジオ盤ではゲスト参加のスティービーワンダーのハーモニカが印象的な曲です。
そこに代わりに2:30ぐらいから唐突にジェフベックが登場!!!!これは興奮します。
そしてこの時期のジェフベックはとても元気な時期で、同じ年のツアーやBSで放送された映像も残っているモンタレージャズフェス等でもすごくいいパフォーマンスをしています。例に漏れずこの日も元気そうです!
てゆか、髪の毛が短い!!切りすぎたのかなー??
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ジェフベックと関係ない余談ですが、この曲、STINGのオリジナルバージョンもよく聞きましたが、小山田圭吾さんことコーネリアスのリミックスしたバージョンが本当に好きでよく聞きました。
STINGのボーカルと、一部のコーラス、スティービーワンダーのハーモニカだけを残して全部を小山田色に塗り替えた編曲が本当に見事なのです~~!
なんか音悪いけどYOUTUBEにありました。
1999年の東京国際フォーラムの映像。
1999年のWHOELSEツアー、東京国際フォーラム。
ジェフベックファンにとっては本当に馴染み深い映像です。
99年のこの東京国際フォーラムの映像がBSで放送されるまで、全世界中どこにもオフィシャルプロショットのジェフベックのフルライブ映像は出回っていませんでした。
YOUTUBEはおろかネット環境すら整備されてなかった時代です、オフィシャルで単独ライブ公演の映像が発売されていないジェフベックの動く姿を見たことがある人はかなり少なかったはずです。
自分も動くジェフベックを見たことのない一人でしたが、そもそもあの独特の音がどういった動作から生み出されているのかなんて、まるっきり想像出来ませんでした。
そもそも89年から99年まで新譜をリリースしていないジェフベックは来日公演も当然無し、日本の雑誌やメディアで大きく取り上げられることもなく、いろんな人のインタビューに出てくる噂話や都市伝説みたいな逸話やレビューだけを頼りにジェフベックというキャラクター像を自分の脳内に作り上げていました。
「人嫌いでお城に住んでるらしい」「ベジタリアンで野菜を畑で作って自給自足」「ピックがライブ中に飛んでいったからキレてそこから指でしか弾かないらしい」などなど。。。
そんな99年にジェフベックが10年ぶりに新譜をリリース&来日するとのニュースが!!
しかも新譜はテクノや打ち込みのビートを取り入れた前衛的な物だとアナウンスされており、それまで自分がジェフベックに持っていた最古のハードロックギタリストクラシックの一人というイメージは一瞬で打ち砕かれました。
そしてBSで放送された映像がこれ。正直ショックで何度も何度も繰り返し見ました。
当時自分はまだギターを弾いたこともない時期だったのですが、「エレキギターってのはこんな弾き方をしてもいいものなのか。」「こんなに色んな音が手元で出せる楽器なのか。」と見れば見るほど夢中になりました。
実際に当時、99年の来日を見に行ったプロのミュージシャンの方々から驚きの声があふれていました。
指弾きによるトーンコントロール、ボリュームノブを操作してのボリューム奏法+歪みの変化、アーム操作による流れるようなフレージングとトリッキーさのギャップ。当時はもちろん、未だにあまり他では見たことがないエレキギター演奏スタイルです。
また、あの自分の映像を公開するのに厳しいジェフベックが許しただけあって、今から考えるとミスがあまりにも少ない。すごく練習してたんじゃないでしょうか。
フルステージ通してこんなに間違えないジェフベックは本当に珍しい。(年季の入ったジェフベックファンの方はわかると思いますが。そして実はそこが大した問題じゃないことも)
これだけ一般的な完成度も高くて、ベテランのジェフベックファンも納得の行く映像は他には無いのではないかと思います。選曲もバラエティ豊かで所見でも聴きやすい。
毎回問題のルックスもおしゃれでは無いけど、変な格好ではないし、見苦しくもない。。。
ということで、初見さんにおすすめできる一番まとまったジェフベックライブ動画が99年のこの動画なんです。
今回このブログ記事を書くにあたって、久々に改めて見返してみたのですが、やはりとても良いですね。今のジェフベックを見慣れてると、この頃の演奏クオリティは半端ないです。
初心に戻った気がします。
ちょっとだけ今思いつく見どころをさくっと書くと、冒頭のニューアルバムからの三曲が終わって、定番のSTAR CYCLE(0:15:00)→SAVOY(0:19:00)の流れが本当に神。
その後一曲挟んでのDAY IN THE LIFE(0:27:30)の完成度の高さ。あと00年代以降のライブのハイライトとなるANGEL(FOOTSTEP)(0:59:15)のボトルネックギターの儚さ。そこからのEVEN ODDS(1:05:00)→YOU NEVER KNOW(1:05:00)のメドレーのスリリングさ。。。最高。。。
(あれ。このおっさんいつ上着脱いだの・・・・?)
上に貼った動画、画質はいいのですが途中で何故かフェードで端折られてる曲がありますので、画質は悪いですがノーカットのものも以下のアドレスでYOUTUBE見れます。
1998年、WHO ELSE直前ツアーでのウルグアイでのライブ、インタビュー映像。
【マニア向け記事です】
珍しい映像が出ました。1998年のWHOELSE前のツアーの映像です。
(動画はちょっと下の方にあります。)
以前から98年7月ミラノと同年10月のブラジルのフェスの映像はYOUTUBEに上がっていて、そのあたりについての記事も書かせていただきました。
今回は上記の記事でも紹介したブラジルのフェスと同じく1998年10月の映像なのですが、テレビの番組なのかライブ映像のダイジェストを挟んで長尺のインタビューが収録されています。
最近はともかくインタビュ-嫌いで有名だった90年代までの長尺のインタビュー映像はとても貴重です。(実際はインタビューされるの大好きだと思うんだけどな-。。)
スペイン語で質問され、通訳を挟んでベックせんせーは英語で答えていますが、現地の映像なので字幕は当然スペイン語です。
英語がもやっとしかわからないので残念ですが、それでも結構面白い内容ですね~。グラム・ロックの話をしたり、ジョン・マクラフリンについて尋ねられたり、色んな話をしています。
詳しい日付は1998年10月14日だと思われます。
ダイジェストの細切れの映像を見ての判断ですがこの頃はこのWHO ELSEツアーのメンバーでのプレイがどんどん研ぎ澄まされていった頃なんでしょうね。
以前のブログ記事に貼ったこの三日後のブラジルのフェス映像ともかなりプレイの印象が違います。とても興味深い。
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今回マニア向けの記事でしたが、普通にベック初心者の方はこちらの99年のWHOELSEツアーの日本公演のフル動画を御覧くださいませ!
(追記)2016.06.18
99年の東京国際フォーラムの映像久々に見たら懐かしかったりいろいろ感慨深かったりかっこよかったりでいろいろ溢れ出たで、新たに記事を書きました。
よろしかったらどうぞ。
jeffbeck-no-koto.hatenablog.com
BONESのメンバー2人との最新スリーショット。
最新アルバム「Loud Hailer」に全面参加しているBONESのメンバーであるRosieBonesとCarmenVandenbergとのスリーショットがCarmenさんのInstagramのアカウントにアップされています。
見た瞬間絶句してしまったんですが、ジェフベックせんせー、いつもながらといいつつも今回は本当に格好がひどくないですか?
たぶんBONESの女子2人に乗せられてこの格好になってしまったんでしょうけど、ただのだらしないデレデレおじさんにしか見えない。。。
女子と一緒にいるのがこんなにサマにならないロックミュージシャンはベックせんせーーだけかもしれない。
頭がでかすぎるのと、近年どんどん丸くなってきてるのが効いているんだと思いますが、それだったらもうちょっと服を選んでいただきたい。
この丸首白Tにネクタイって、本当にひどい。。。苦笑
全体のアートワークが整っていたり、ベックせんせーと一緒じゃない時の普段のBONESの写真が全部カッコいいだけにやりきれないものがある。
(本当にCarmenさんのインスタ垢の他の写真はとてもかっこ良いので試しに見て頂くと良いと思います。)
まあ、言うていつもどおりなんですけどね!!!
あと、実は同じくCarmenさんのこのInstagramアカウントには先日公開された先行シングル「Live In The Dark」の歌詞の画像もアップされています。
歌詞を眺めつつ改めて新曲を聞いてみるのも良いと思います。
座って弾いてるジェフベック(with Pete Townshend
いきなりですが、みなさんは座ってギターを弾いてるジェフベックを見たことがありますか。
ジェフベックという人は今年で御年72歳、1965年にヤードバーズに加入してから50年ちょい。実はこの期間中にエレキではなくアコースティックギターを弾いている映像や画像はほとんどありません。そして座ってギターを弾いているシーンも同じくです。
それだけキャリアのあるロックカリスマであれば、どんな人でも1回や2回アコースティックライブをやってみたり、椅子に腰をかけた状態でのんびり演奏するテレビ出演映像があったりするのではないでしょうか?
しかし、ジェフベックに関して言えばそういう映像は全くありませんでした。自分の知る限り1つの映像を除いては。
それがこれです。
2012年6月11日のロンドンO2アリーナ。ピート・タウンゼントのオーケストラライブイベントにゲスト出演した時の映像です。(というか、この2人が一緒にやってる事自体が珍しいのですが。)
す、座って弾いています!!
ものすごい違和感!!
座って弾く経験があまりないからかギターの位置が定まっていません。演奏中も足の間をギターがあっちに行ったりこっちに行ったり、落ち着かない。。。。
見てるほうが不安になります。。。。
なんでこれまで頑なに座らなかったのに、この時座っちゃったんだろう。。やっぱりピート・タウンゼントのイベント趣旨に合わせてってことなのでしょうか。
でも、やっぱりエレキギターでした。人前でアコギを弾いてるジェフベックは本当に想像がつかないです。
ジェフベックファンとして若輩者の自分はこの映像意外にジェフベックが座って弾いてる映像を見たことがないのですが、他に「この時座ってたよ!」みたいなタレコミをお待ちしております。
あ、あとアコギも!
ジェフベックの2016年新譜からのシングルカット「Live In The Dark」試聴開始。 Jeff Beck
ついにお披露目されました。
ジェフベックの2016年の新譜「LOUD HAILER」からのファーストシングルカット曲「Live In The Dark」の試聴が始まりました!
告知通りBONESのメンバーの女子2人をフューチャーした女性ボーカル曲。ちゃんと新鮮だし、すごくジェフベックらしい音源に仕上がってるなあという印象。
これはアルバム本編もすごく楽しみ。
終始女性ボーカルとユニゾンでジェフベックがメロディをなぞっていうのですが、これはもうロッド・スチュワートとやってた第一期ジェフベックの頃からまったく変わらない芸風。すごいなあ。
1:25あたりからのストレートなギターリフがおそらくベックではなくBONESのCarmen Vandenbergが弾いてる箇所でしょうか。ベックのねちっこいプレイとの対比が引き立っています。
以前の記事で予想していたとおり、やはりプロダクション的には完全にBONESのそれですね。
jeffbeck-no-koto.hatenablog.com
70超えて、依然こういう新譜を作れるジェフベックのタフさに感激しています。
ハードロックギターの神様。いつまでも長生きしてください。本当に。