Hot Rod名義のお仕事。Jimmy McIntosh
Jimmy McIntoshというアメリカのブルースギタリストのアルバムにHot Rodという名義で3曲ほど参加してるのですが、あまり知られてないのでここに書いておきます。
自分もすっかり忘れてましたがYOUTUBEに上がっていたので。備忘録として。
Jimmy McIntosh「New Orleans To London」というアルバムです。
以下の三曲。
It Was A VirusとRogentはRon Woodも一緒に弾いてますね。
個人的にはRogentが最高!って感じですが、ベック的に珍しいニューオリーンズっぽいG-Spotもなかなか興味深いです。
全体的にリラックスして自由に弾いてる感じのよいセッション!!
しかしなんで本名じゃないんだろう。契約の問題??
The Pumpのリミックス。
90年代にブライアン・フェリーやデュランデュランのリミックスとかをされていたらしいJohnson SomersetというプロデューサーがリミックスしたThe PumpがYOUTUBEにアップされていました。
どうやらご本人がアップロードしてくださってるみたい。
「どうせ素人が適当に音いじっただけのリミックスだろ?」って思いつつも興味本位で聞いてみると、これが素晴らしいクオリティでガチ。
かなりベックのギタープレイの美味しい部分をわかってリミックスされてるなという印象。音も2010年以降のEDMエレクトロっぽい感じが絶妙に感じられてグッドです。(むしろそこに合わせてこの選曲なのかも)
また、そもそも原曲が収録されてるTHERE AND BACKというアルバムは曲もプレイも悪くないのですが、時代的な問題もあってか音がいささか地味で古臭く、こうやってベックのプレイや構成はそのままに目新しく聞かせてくれるリミックスは本当にありがたい!!
だってこれだったらDJでかけたいもん!!
こんなリミックスの存在は当然知りませんでしたし、Johnson Somersetという人物も知りませんでしたので、かなり驚きました。
別に過去にリミックスアルバムが出たりしてるわけでもないので、趣味で作られてるのでしょうか?(それとも自分が知らないだけでオフィシャルでリリースされてる??)
冒頭で「ブライアン・フェリーやデュラン・デュランのリミックスをしている」と書きましたが、Johnson Somersetで検索してもその情報ぐらいしか出てきません。
あ、サウンドクラウドがありますね。
と思って気楽に覗いてみたら、あほみたいにいっぱいリミックスがある!!!
前述のブライアン・フェリーやデュランデュランに加えてスティーブ・ウィンウッド、スペンサー・デイビス・グループなどなど。今時なのはダフト・パンクとかまで。
何者なんだこの人。。。。
さっきも言いましたけど、こんな感じでジェフベックのリミックスアルバムみたいなの作ってくれたらいいのにな~~。
今までにないので、特にTHERE AND BACKぐらいからGUITAR SHOP、WHO ELSEあたりの曲はほんとに見違えたりする曲も出てくると思うんですよね。
2000年のYOU HAD IT COMING日本ツアーのリハーサル音源。
これは興味深い!
2000~2001年のYOU HAD IT COMINGのツアーが著者の大好物なのは、以前からお伝えしているとおりですが、リハーサル音源ということもあってかなりリラックスした演奏になっています。
序盤の方はリラックスしすぎのゆるい演奏から始まるのですが、中盤以降はすごく楽しんでプレイしてる印象でかなり良いですね~。そもそもジェフベックは普段のコンサートだと緊張しすぎ疑惑があるので、これぐらいのテンションの演奏は非常に珍しい。。。!
特に34:48 Rice Puddingからマイルスデイビスのジャック・ジョンソンのフレーズを挟んでの36:35 Savoy、38:58 Loose Canonあたりからの演奏は白熱!
99年~2001年にかけてサイドギタリストだったジェニファー・バトゥンの演奏も興味深く聞けます。ぶっちゃけジェフベックのサイドで弾いててこんなにギンギンに歪んだ音のギタリストってこの人以外に居ないんですよね。もっというとギターじゃなくてもこういうタイプの人とはあまり一緒にやってないです。
YOU HAD IT COMINGからの楽曲では同期のリズムオケが同時に鳴ってる曲も多いのですが、そのオケの上でベースやドラムがどう演奏の幅をもたせるかみたいな部分が勝負になっており、そのあたりでリハーサル音源ならではの実験をかなり試しているような気がします。
LOOSE CANONやDirty Mindを聞くと、既に出回ってるライブ音源やモントルーの映像とはだいぶプレイが違っているのがわかります。こういうの面白いな~~。
00年代の定番曲となるAngel (Footsteps)もかなりアンニュイで独特のテイクになっていてすごく良い!!!
Star CycleやYou Never Knowといった往年の名曲もここでしか聞けない変なソロ弾いてたり、とにかくこの時期のジェフベックは音色が不思議で良いですね~~。
終盤の演奏は大満足ですよ。
Where Were Youも絶対本番でやらないような自由度の高い演奏してるし。こんなの聞いたことない!必聴!!
A DAY IN THE LIFE二回やってんのが謎ですけど。練習したかったのかな笑?
BALOISE SESSION 2016の映像がまるっとYOUTUBEに落ちてる。
2016年10月31日のスイス・バーセル・イベントホールでの公演。
プロショット収録されてHDでTV放送されており、それがブートとして出回ってたやつ。
来日したのは2017年に入ってからなので、その時と比べると結構演奏は荒削りだったり硬かったりするのですが、BONESの二人が入ったばかりのまだ新鮮なバンドの感じがあって興味深いです。
個人的にBONESのギターのCarmenVandenbergの音がすごく小さかったりミックスがイマイチだったりして、全体的に音がスカスカしていてもったいないな~と思います。
そういえば偶然ながら今日はデビュー50周年のハリウッドボウルのBlu-ray/DVDの発売日なんですよね。すっかり失念しててまだ未購入です。買わねば。
こっちは流石に音いいですね!楽しみ!!!
ゲストがスティーブン・タイラー、ヤン・ハマー、ビリー・ギボンズ、バディ・ガイ、ベス・ハート。。。じゅるり。。。
ドラマーJimmy Copleyさんの訃報。
ここをお読みのジェフベックファンの皆様には少し聞き慣れない名前かもしれませんが、ドラマーのJimmy Copleyさんが63歳で亡くなられたそうです。
多くはJim Copleyとクレジットされており、ジェフベックがプロデュース&ゲスト参加していたUPPのドラマーとして知られています。
ジェフベックと共演している映像は74年のBBCのスタジオライブの映像が有名でしょうか?('53年生まれなのでこの時まだ21歳?)
60年代ソウルの雰囲気を持ちつつも、オープンハンドによるジャズ風味のクロスオーバーサウンドは大変魅力的でした。めちゃんこスマートでオシャレで、黒人っぽくはないけどファンキーみたいな。
その後90年代にはJimi Hendrixトリビュートの企画でSeal、Jeff Beckと共にManic Depressionをレコーディング。
日本のロックファンには90年代のCharさんとの活動が印象深いと思います。
80年代終盤のソロツアーに始まり、PSYCHEDELIX結成から、96年の20周年コンサート、98年からのメジャー移籍後の数年のレコーディングやライブ。つまり90年代のCharさんの活動のほとんどはJimさんとの二人三脚であったと言っても過言ではありません。
個人的にこの時期(特に94年~96年ぐらい)のJimさんのスネアの過剰にスコスコいうゴーストノート、明るい音色の気持ちいいバックビート、転がるようなフィルインに大変衝撃を受けました。
↑なかなかドラムが入ってきませんが、1分ぐらいから先はずっとスコスコ言ってる。。。笑
こういう曲の時の音色の明るさがなんともたまらない。
ヘビーな曲で映えるタムのロールやシングルペダルでの独特のキックの連打も個性的でした。
Charさんとの活動の話ばかりになってしまいましたが、他にも有名どころでは94年のPretendersのアルバム「Last of the Independents」、Paul Rodgersの96年~00年のレコーディングやライブに断続的に参加されていました。
2008年にはJeff Beck、Pino Palladino、Char、Paul Jackson等ゆかりのミュージシャンを招き、初のリーダーアルバム「Slap My Hand」を制作。このときのライブを見に行けなかったのが心残りでしたが、もう9年も前なのですね。
自分がロックに目覚めた頃に浴びるように聞いたドラムサウンドの一つがJim Copleyさんのドラム。なのでおそらく、これからもその影響から逃れることは多分一生できないし、PCに向かってファンキーで明るいスネアを打ち込もうとしたとき、常にあのスコスコスネアを思い出すと思います。
安らかに。
JEFF BECK参加のImelda Mayの新曲「Black Tears」
ベックせんせーが参加しているイメルダ・メイさんの新曲が、来日中にYOUTUBEで公開されていました。
スローテンポのカントリー。雰囲気のある曲です。
今年の新年に、この曲のジュールズ・ホーランドとのライブ演奏がBBCで放送されていました。これにベックせんせーいたら完璧だったのに~~!
4月発売のアルバムにはこの動画にも登場しているジュールズホーランドさんも参加されるみたいです。というか、そもそも彼女はジュールズさんに見出されてメジャーデビューしたんですよね~。
イメルダ・メイさんはアイルランド出身のロカビリー歌手です。2010年のジェフベックのアルバム「Emotion & Commotion」でも二曲歌っていましたが、そのうちの一曲だった「Lilac Wine」はまさにあのアルバムのハイライトと言える演奏でした。
未だによく聞くのですが、終盤のソロは正座して聞きたくなるほどピュアで美しいです。
あと個人的にこの頃のイメルダ・メイのトレードマークだった(?)変形渦巻きポンパドールポニーテールが本当に好きだったんですよ!
音は良くないですがこの動画のボーダーの衣装もすごく好きでした!
横道にそれましたが、イメルダ・メイさんとジェフベックの間にはLilac Wineという超名演がありまして、それゆえに新曲も超期待でしたが、イメルダさんの髪型がなんだか変わってしまっていてちょっと残念ですという記事でした。
ジェフベック2017年来日公演のブート音源。
ジェフベックの2017年の来日公演、全公演終了しましたね~。
皆様楽しまれましたでしょうか??
そして早速YOUTUBEにはオーディエンス録音の海賊版音源が流出しています。時代だな~。。
東京公演の二日間がまるっとフルサイズで上がっているので紹介しますね。
30 January, 2017at TOKYO INTERNATIONAL FORUM
31 January, 2017at TOKYO INTERNATIONAL FORUM
横浜ではやっていなかったBlue Windが羨ましい!あとアンコールのBrush with the Bluesも横浜ではやっていませんでした。
個人的には1/30のプレイはすごくいいな~と思います!
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で、ここで個人的な告知なのですが、ジェフベック来日中ということで2/10(金)に横浜クラブセンセーションというお店にてジェフベック関連楽曲しか回さないDJをやりますよ。
この日はTENSAWのボーカルのSAYBOWさん率いる「Saybow & the R+X+S」のライブがありまして、オープニングDJ、転換時、終演後などにDJをやらせていただくことになると思います。
特に横浜近辺の方、興味ありましたらぜひ遊びにいらしてくださいね。
2017 2/10(金)THE CLUB SENSATION
18:30 open/19:30 start adv¥3,000/ door¥3,500 drink別¥550
Saybow & the R+X+S (Vo Saybow, G 菊池琢己, B.satmin’, Dr 原田ジュン, Key 小滝みつる) /
O.A. Afghan Pink
DJ Jiro (from ジョリッツ、HELLHEAD、野獣のリリアン)